リリースノート
FCS 25.10.02
日付: 2025/10/06
バージョン: 25.10.02
ステージ:Stable
修正
アニメーションを一部のみMayaの任意フレームに出力する際に違った値が出力される不具合を修正しました
ソフト上のリリースノートのレイアウトを修正しまし
FCS 25.10.01
日付: 2025/09/30
バージョン: 25.10.01
ステージ:Stable
新機能
このバージョンでは下記2点の精度の向上に重点を置いています。
・トラッキング精度
・リターゲット精度
トラッキング精度の向上
新しいパイプライン 「RP+」 と 「Robust+」 を導入しました。
これらは、ツークン研究所が開発した新しいフェイシャルトラッキングのアルゴリズムを使用しており、既存の「RP」「Robust」パイプラインのアップグレード版です。
特にProfile数が50未満と少ない場合でも、アニメーション精度が向上するように設計されています。これらのパイプラインを使用して生成された結果は視覚化できません (LM プロットは無効です)。
各パイプラインのアニメーション比較についてはこちらのマニュアルサイトfcs-doc-advancedに掲載予定です。
また、これらの新しいパイプラインは、後のFCSバージョンでトラッキングの編集が可能になる予定です。
11月28日 追記 ;
トラッキング精度自体は向上していますが、出力アニメーションのクオリティ向上への寄与が小さいことを確認しています。
また、新パイプラインではトラッキングからコントローラアニメーションに変換する過程の処理に課題があり、これらは早い段階でのアップデートにて改善を目標としていますが、相当に時間を要すると見積もっています。
リターゲット精度の向上
予測パイプラインに長期間存在していたバグを修正しました。これにより、旧来のパイプライン(Rich、RP、Robust)でも安定したアニメーションが生成されやすくなります。
さらにリターゲット精度の向上を目的として、実験的機能を追加しました。コントローラー設定においてこれまでの4つの領域設定(Upper・Eyelid・Gaze・Lower)に加えて、より細かいコントローラーの制御を行えるようになります。こちらはより精度の高い、ノイズの少ないアニメーションを求めるユーザー向けのオプション機能です。こちらの詳細についてはマニュアルサイトfcs-doc-advancedをご参照ください。
11月28日 追記 ;
25.10ではリターゲット精度がパイプラインに依らず向上しているため、旧来のパイプラインでも25.07に比べて出力アニメーションの結果が変わることがあります。
そのため、旧来のパイプラインも引き続きご利用いただくことができます。
その他
コントローラタブのホバーテキストを削除しました。
これは一部のシステムでクラッシュを引き起こすことが知られており、有用性も低かったためです。アプリケーションの起動時間を最適化を行いました。
コントローラテーブルの保存処理を最適化しました。